ロミロミマッサージの特徴
古代のハワイ人から伝わるハンドトリートメントのエステ・ロミロミは、南国のリゾートスパで提供されているため、旅行に訪れた際にエステサロンで受けたことがあるという人もいるかも知れません。しかし現代では日本でもエステで提供されていることがあり、気軽に受けることが出来るようになっています。心身のバランスを整えると言われていて、ゆっくりと揉みほぐしをするのが特徴です。ロミロミという言葉は現地語で揉む・マッサージをする、という意味を持っています。指だけでなくひじや腕で刺激をしたり、腕の柔らかい部分を使ったりするのもこの技法ならではの特徴で、肘に体重をかけて滑らせたりすることがあります。それぞれのエステサロンによって肩や腰などのボディの部分的な揉みほぐしにも対応しているほか、全身のコリに働きかける施術をする場合もあるエステです。
ロミロミの歴史は長い
日本のエステでも人気があるマッサージの技法の1つであるロミロミは、古代のハワイにおいては、治療やヒーリングとして行われていたという歴史があります。先住民の間で「専門家」を意味する言葉である「カフナ」は神官や医者を意味していて、病気を治す行為をおこなっていた神官は「カフナ・ロミロミ」と呼ばれていました。これは王族に仕えていた医療に関する専門職の人を指していた言葉でもあります。そのようなロミロミの専門知識は代々神官の血族内のみで継承されていて、一般には知られることは無かったようです。しかし、これらの世襲がなくなった現代のハワイではこのような神官はいません。そしてかつて門外不出であった神官のみに伝わる技術は、カフナをしていた人物によって一般に広まることとなり、現代のエステサロンまで伝わっているのです。